the way I am - ひとりごと -

日々の些細な出来事を書きとめておきたい、そんなブログ

2枚目の名刺という選択肢

ブログ作ったものの1週間ぶりの更新。

きっとこれぐらいのペースで書ければいい方なのだろうなと。

 

 

さて、週末は大学の先輩に誘われて、
NPO法人二枚目の名刺さんがされているイベントに参加してきました。

8月7日開催! 二枚目の名刺 夏フェス2016 | NPO法人 二枚目の名刺

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2枚目の名刺、「パラレルキャリア」ともいうこの選択肢を考えたのは、
東京という街に出てきてから、あまりにも時間の余裕ができたから。
同時に、仕事だけだと広がらない人の輪というものにも、どこかしら危機感がありました。

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パラレルキャリアとは、ピーター・ドラッカーが著書『明日を支配するもの』等にて提唱しているこれからの社会での生き方のひとつ。現在の仕事以外の仕事を持つことや、非営利活動に参加することを指す。 by wiki

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今回のイベントは、「2枚目の名刺を持つ意義」に始まり、
そうした活動をしている非営利法人の紹介&接点づくりをしてくれるもので、
何かを始めたいという人に向けたコンテンツ。
結論から言うと、思っていたよりずっと面白く、また興味深いものでした。

 

ちなみに、会場となったのは大手町にあるパソナ本社。1階に田んぼがあることで有名な?あのオフィスです。(写真はHPから拝借)

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パソナでは2枚目の名刺に近い「シャドウキャビネット」という、本業とは違うキャリアの築き方を入社当初から薦められるそうで、そんなご縁から協賛、会場を貸しているのだとか。

 

 

今回のイベントの中で顕著だった&少し驚いたのは、以下の4つのこと。

①若い層だけでなく、ミドル層の参加が多かったこと
 →若さを売りにした「体力的・労働的貢献」ではなく、これまでのキャリア(本業)を活かした「知的貢献」のあり方を多く示されていた。これが単なる「ボランティア」ではなく「パラレルキャリア」としてのあり方のひとつなのだと実感できたのはとてもいい収穫でした。

②大企業の社員はもとより役員の参加姿勢が多く示されていた
 →ビジネス界のトップがそちらへ目を向けていること、時代の流れがここにあることを示してくれていた

③いずれの参加団体も収益性との関連性が薄い(見えない)こと
 →非営利の議論でありがちではあるが、どこも「想い」先行で(もっとも、ボランティア精神にあふれる人を巻き込むときはそのほうがいいのだけど)、全体像としてのビジネス設計が弱いように感じた

④「2枚目の名刺を持つ」ということ自体を科学していたこと
 →ついつい、ただのマッチングイベントになりがちなこの手のイベントにおいて、しっかりと「2枚目の名刺」の意義についての議論を全体の中心におき、それ自体を取り囲む形・具体的なイメージ提供とする位置づけでのマッチングがなされていたのは、とても驚きました。学生向けではなく、対社会人向けのイベントとして企画する際には、とても大切な視点だと教えてもらいました。

 

 

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安倍政権が進めていく「働き方改革」を進めていく上で、できた「余暇」(あえてそう表現しますが)の時間を私たち一個人はどう活用していくのか。

できた時間を家で寝てすごすのではもったいなくて、(国としても個人としても)、
生産人口が減少していく中では、本業との相乗効果を生み出すことだったり、
この社会を豊かにすることだったりに目が向いてしまうのは仕方のないこと。

やはり、海外諸国の働き方を参考にしていくのであれば、このパラレルキャリアは目を向けるべき事柄のひとつだと思います。それは同時に、「非営利法人」の地位・価値を高めるものにも繋がると思ったり。



今回の主催である2枚目の名刺さんは、そんなパラレルキャリアの第一歩を踏み出すサポートをされている団体。「なにか始めたい」という方は、ここから参加してみると、新しい世界が広がると思います。

 Common Room | NPO法人 二枚目の名刺

 

大事なことは、まず行動してみること。
イベントに参加したり、人に会ったり。
そんな、当たり前のことを改めて感じさせてもらった日曜日でした。